絶対に人間を愛していきたい

やっていきましょう

虫の話

 ぼくは高校で生物研究部に入っています。なまけんです。そうするとやっぱり虫さんに触れることが多くなります。

 

 文化祭の展示に手っ取り早く出せるのが標本箱です。見栄えもいいしね。幸いぼくの高校には大量の草木と畑と池とビオトープがあるので採る虫には事欠きません。1学期の考査が終わったあとの部活動強化期間(無限に部活をやる日)で部員総出の虫採り大会をしました。トンボとチョウを大量に採って今干しているところです。ぼくの学校の文化祭に来る人たちは見に来てくださいね。

 

 好きな虫ってお題をもらったけどだいたいの虫が好きなので、いくつかエピソードをお話しようと思います。まずは去年の夏のアシナガバチの話。

 

 去年の6月のことです。校庭にアシナガバチが巣を作ったからどうにかしてくれと頼まれたのでぼくともう1人の部員で回収しに行ったんですね。行ってみたら巣はまだ直径5cmくらいで、成虫も女王しかいなかったので楽に枝ごと切り離せました。切り取った巣はどうせなら観察するか〜となって、部室に巣を持ち帰って桐箱に入れて、蓋を開けて窓の外に置いたんですよ。そうしたら女王が飛んでって行方不明になっちゃったんです。巣、幼虫残っとるやんけ! 

 

 結果、責任を感じた部員が幼虫を育て始めてママになりました。すごかった。アゲハの幼虫を捕獲してきてすりつぶしたやつを団子状にしてピンセットで給餌してるんですよね。食べ終わったらケツから分泌される汁をキムワイプで吸い取って世話するんですけど、それで幼虫ちゃんと育ったんですよ?! 結局全部で10匹くらい、途中で女王も帰ってきて新しく卵を生んだのでさらに多くのハチが巣立っていきました。人の手でもそこそこ育てられるんだな〜と思って感動したエピソードでした。

 

 他にもいくつかネタがあるけど、長くなったので分けようと思います。今回はここまで〜。