絶対に人間を愛していきたい

やっていきましょう

空の話

 空を……飛びたい!!

 

 カリウムです。空、飛びたくないですか? ぼくは風の谷のナウシカで育った人間なので、常に空を飛びたいです。気持ち良さそうだし。あと宇宙にも行きたいですね〜宇宙艇に乗っていろんな星を巡りたくないですか? これは多分星新一の影響だと思います。宇宙の声を読んでみなさんも最高になりましょう。

 

 さて、マシュマロに入っていたお題によると「空の生き物さんの話」とありました。空の生き物ってなんですか? 飛ぶやつですか? 浮いてるやつですか? それとももっと名状しがたいアレですか? 何もわからない、ぼくの空の生き物の話をします。

 

 標本映えする虫といったらやはり蝶ですよね。翅が美しく広がった蝶の標本はマジで良い。ぼくの将来の夢として、自分の手で捕まえた青系構造色の大きな蝶を標本にして壁に飾ると言うのがありますがここでは割愛します。

 

 蝶の標本は確かに綺麗ですが、同時にハードルが高いです。捕ったとき既に翅が傷んでいることが多いのです。尾状突起が欠けたアオスジアゲハの標本、悲しい……。そこでぼくはもっと手軽に美しく作れる標本に手を出しました。トンボです。

 

 トンボの標本は内臓を抜かないといけなかったり頭の補正が大変だったりするんですけど、翅の丈夫さはピカイチです。ちょっと曲げたりしても折れない。ぼくが好きなトンボはチョウトンボとキイトトンボです。どちらもビオトープでたくさん捕れます。チョウトンボは翅の構造色が綺麗で函に入れたときにも蝶に負けないくらい映えます。キイトトンボは草陰にふよふよ飛んでいるので捕まえやすいチュートリアルトンボです。画像検索してください。飛ぶつまようじ。

 

 鳥の話もしようかな。ぼくの先生(我が王のニュアンスです。今はどこにいるのかわかりませんがぼくの先生はすごい人です)は1年生の生物の考査で鳥の鳴き声リスニングテストを実施し、学年を阿鼻叫喚に叩き込みました。問題自体はそんなに難しくなく、確かカラスの鳴き声の聞き分けとヒヨドリムクドリかの種名記載でした。考査直前まで教室中で鳴き声音源が鳴っていて楽しかったです。

 

 ぼくの先生のびっくり問題はもう1つあって、リスニングのテストはぼくの先生が教室に乗り込んできて、レコーダーで問題を流す形式だったのですが、そのときに先生が連れている鳥の名前を答えよというものでした。鳥といっても"生"の鳥ではなくてペーパークラフトの鳥でしたが……。肩のところにカワイイ小鳥を留まらせて教室に入ってきたぼくの先生、非常に良かったですね。ちなみに鳥はシジュウカラでした。胸にネクタイを着けたカワイイ小鳥です。ぼくは小鳥が好きですが、特にシジュウカラハクセキレイとスズメがカワイイと思っています。カワイイ〜。

 

 最後に名状しがたいものの話もします。ぼくがまだ幼稚園生だった頃、夜中にベランダに出て遠くの方を見ていたら、山の方で赤い光がちかちかしていたことがあります。親に言ったら鉄塔の光じゃないのかと言われたのですが、あそこに鉄塔は無いんですよね。ぼくは今でも、あれはきっと異星人の乗った宇宙艇だったんだろうなと思っています。

 

 おわり。

 

人の話1

 なまけんはいろんな人がいていろんなことをやっているので毎日騒がしくて楽しい部活です。何回かに分けて楽しい人間たちを紹介しようと思います。

 

 まずはぼくの先輩です。去年の部長だった彼はソフトテニス部となまけんを兼部する文武両道のかっこいい先輩でした。顔と人柄も良かった。実はぼくと同じ小学校中学校に通っていて、生徒会長をやったこともあるすごい人です。ぼくの幼馴染が彼の同級生にいて、彼に先輩がなまけんに入っていることを知らされて仮入部に行きました。1年会わない間にどう変わったのかなってワクワクして会いに行ったらかなりヤバくなっていました。具体的にはミミズを掘ったり絞ったりしていた。

 

 先輩が弊高に進んで発狂したとかそういうわけではなく、ちゃんと理由がありました。弊高では総合学習の時間にテーマを決めて3年間研究し、発表会で選ばれた何人かが発表して最優を決める行事があります。今年は9月4日でした。先輩はそこでミミズによる土壌改良について発表しようとしていたのです。

 

 キラキラの笑顔で先輩に頼まれたぼくは断れませんでした。高校に入って初めての球技大会の空き時間、ミミズを掘り続けました。あとちょっとだけビオトープの草刈りもしました。ぼくは運動がマジで苦手なのでドッヂボールにしか出ず、1回戦で敗退したので時間がハチャメチャに余ったのですね。その後はミミズを絞る手伝いもしました。水に浸して中身を吐かせたミミズをギュッとしごいて、中身を更に搾り取ります。これは実験のデータを整えるために必要な措置です。放課後に集まってメッチャヌルヌルするミミズを絞りまくる青春。かなり楽しかったですね。

 

 結局先輩の発表は最優秀賞を取ることができませんでしたが、彼は今夢を叶えて試される大地のデェガクで学んでいます。文化祭に来てくれたらいいなぁ。

 

虫の話

 ぼくは高校で生物研究部に入っています。なまけんです。そうするとやっぱり虫さんに触れることが多くなります。

 

 文化祭の展示に手っ取り早く出せるのが標本箱です。見栄えもいいしね。幸いぼくの高校には大量の草木と畑と池とビオトープがあるので採る虫には事欠きません。1学期の考査が終わったあとの部活動強化期間(無限に部活をやる日)で部員総出の虫採り大会をしました。トンボとチョウを大量に採って今干しているところです。ぼくの学校の文化祭に来る人たちは見に来てくださいね。

 

 好きな虫ってお題をもらったけどだいたいの虫が好きなので、いくつかエピソードをお話しようと思います。まずは去年の夏のアシナガバチの話。

 

 去年の6月のことです。校庭にアシナガバチが巣を作ったからどうにかしてくれと頼まれたのでぼくともう1人の部員で回収しに行ったんですね。行ってみたら巣はまだ直径5cmくらいで、成虫も女王しかいなかったので楽に枝ごと切り離せました。切り取った巣はどうせなら観察するか〜となって、部室に巣を持ち帰って桐箱に入れて、蓋を開けて窓の外に置いたんですよ。そうしたら女王が飛んでって行方不明になっちゃったんです。巣、幼虫残っとるやんけ! 

 

 結果、責任を感じた部員が幼虫を育て始めてママになりました。すごかった。アゲハの幼虫を捕獲してきてすりつぶしたやつを団子状にしてピンセットで給餌してるんですよね。食べ終わったらケツから分泌される汁をキムワイプで吸い取って世話するんですけど、それで幼虫ちゃんと育ったんですよ?! 結局全部で10匹くらい、途中で女王も帰ってきて新しく卵を生んだのでさらに多くのハチが巣立っていきました。人の手でもそこそこ育てられるんだな〜と思って感動したエピソードでした。

 

 他にもいくつかネタがあるけど、長くなったので分けようと思います。今回はここまで〜。